栂池スキー場から圧雪してある林道を登る。後半は林道をショートカット。20センチくらいの新雪のラッセル。高度1900メートルから突然 トレースが現れ、そこを登るが急登。
瀧根さんは3歩登って１歩ずり落ちるといった様子で大汗をかいていた。この頃晴れてきて乗鞍がよく見えた。
天狗原でシールをはずし滑り出すが、ガスが出てきてまわりがまったく見えなくなる。ＣＬのＧＰＳとＳＬの本能的ＧＰＳを基にした 二人の的確なコースどりで概ね夏道を沿って下る。
山ノ神を過ぎた頃ＣＬの「ＧＰＳが動かなくなった。」の一言。数分間みんなの口が動かなくなった。その後ＧＰＳは叩いたら直った。 山ノ神尾根はクラッシクなツアーコースであり、山ノ神祠付近から標識を確認することができた。
標識が出てからは滑りを十分楽しめた。 黒川沢へは急な下り。小規模な雪崩を誘発するので一人一人づつ下る。 Ｖ字型の沢にはなんと水が流れている。
斜面に沿って（ところどころは昨日今日できたデブリの上を）滑る。堰堤は真中のすきまをくぐった。林道を少し滑ってスキー場へ。 スキー場からはタクシーで車を回収にいった。 諏訪（記）
コースタイム：古川道の駅4：30⇒（北陸道）⇒栂池スキー場8：00（ゴンドラ リフト）⇒ゲレンデトップ9：00―
標高1900ｍ10：00〜10：10―天狗原手前11：10〜11：20―天狗原11：35〜11：50―（山ノ神コースへ）―
標高1980ｍ13：05〜13：15―（山ノ神）―標高1810ｍ13：55〜14：05―標高1650ｍ14：40〜14：50―
スキー場15：50⇒神岡20：00⇒古川道の駅20：40
細畑 所見
山行発案者としてリーダーを引き受けました。本音としては、体力ありそうなメンバーの足を引っ張らなければよいが・・・と感じてました。
当日は雨音で目が覚め、誰か『中止しませんか？』の連絡が入らないかな？と心配するやら期待するやら・・・栂池スキー場は降雪で視界不良。
恐らく、天狗原は視界不良で行けても天狗原まで。状況によっては白馬乗鞍岳まで行って、大斜面の滑降を１本でもと考えてました。
これは、山行前に都竹理事長のアドバイス通りです。
天狗原への急斜面を登行中から、天気は回復の兆しが見えた。白馬乗鞍岳から天狗原への大斜面は滑降意欲が沸く斜面です。 それもつかの間、斜面から新雪の表層雪崩が発生するのを目撃し、ヤバソウと判断。
とりあえず予定通り、山ノ神へと向かいます。それ以降は諏訪さん報告を参照願います。
今回の所見として、
@ＧＰＳ（機械）に頼らず、地図＆コンパスで読図できる様にしたい。
AＧＰＳ（機械）に頼るなら、故障しない頑丈な物を選びたい。
B1534ｍ付近から降りた黒川沢は両面急斜面で、雪崩のリスクが高かった。デブリ跡沢山あり。
ゴンドラ栂の森駅からﾘﾌﾄを１本乗って林道入口
ボーダーや結構なオバちゃんも準備中。
運休中の栂池ロープウェイ上部
少しだけラッセル。
天狗原に到着
ここから100ｍで天狗原の祠（2204ｍ）です。
白馬乗鞍岳の斜面が見えてきた
天狗原の祠（2204ｍ）
白馬乗鞍岳の大斜面は魅力的であるが、観察中に雪崩が発生したため、滑降はパスした。
山ノ神ツアーコースの標識
天狗原の出だしは濃いガスのため、進行方向が定まらない。この標識を発見した時は安心した。
ルート確認中
ガスも抜け、視界のあるうちに現在地と下山ルートを確認する。
恒例の記念撮影
皆さんよい笑顔です。
住田が滑る
細板（ウロコ板）+ブーツＴ２+ヘルメットというチョット変わったスタイルでテレターンを決める！
ヒマラヤン瀧根
8000ｍ峰経験者の瀧根さんですが、山スキーは難しい！とおっしゃってました。
黒川沢 堰堤
大きな堰堤を2本通り、白馬乗鞍スキー場に到着。皆さんお疲れ様でした。
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