平湯乗鞍 新登山道




日 時:2005/9/17
メンバー:山男
天気:晴れ


 乗鞍岳に待望久しい登山道が2005年7月に平湯温泉地区の方々や関係者の尽力により誕生しました。
 この登山道は全工程が新規に作道されたのではなく、古くより使われていた『白骨・十石・乗鞍登山道』の途中・乗鞍大権現社からが 新設部分となります。
 今回の整備では乗鞍スカイラインの入口から分岐点・水場等に至って道標が建てられ笹・下草の刈り払いもも実施されました。
 整備が行われて日も浅いこと故、まだ手を入れなければならない箇所も残されていますが、新たな楽しみが乗鞍岳に加わったことは確かでしょう。
 参考コースタイム
畳平駐車場〜桔梗ヶ原登山口(大丹生駐車帯)〜硫黄岳〜乗鞍大権現社〜水場〜平湯温泉スキー場〜平湯バスターミナル
下り5時間、上り7時間
(2005.9.10発行 norikura news より抜粋)


 来月、このコースを山スキー仲間と歩く予定なので、本日行ってきました。上記の様に、新道部分はまだまだ改良が必要な箇所がありますが、 乗鞍スカイライン〜乗鞍大権現社までは、従来の登山道のため非常に整備が行き届いています。社から金山岳(2532m)・十石山(2525m)への縦走も可能です。

コースタイム
乗鞍スカイライン畳平P2702m 7:50→桔梗ヶ原登山口(大丹生駐車帯)2645m 8:12,8:25→2470m 9:00,9:10→乗鞍大権社2385m 9:40,10:03→金山岳 10:23,10:52 →乗鞍大権社2385m 11:08→水場2170m 11:40,11:50→白猿ヶ池1910m 12:10,12:25→平湯温泉スキーセンター1350m 13:30


?? 桔梗ヶ原登山口(大丹生駐車帯)
畳平Pからここまでは、早足で20分くらいです。でも、これから先の長丁場を考えるとあまり無理しない方が良いです。
タクシーならここで下車できると思います。

?? 旧道の分岐点
姫ヶ原方向は、平湯大滝に至る旧登山道ですが今は整備されていないので、一般者は入り込まないように要注意。

?? 金山岳
パンフレットを見ると金山岩と表現されているが、それは山頂直下の岩峰のことで、この山は岳であり立派なピークである。

?? 乗鞍大権現社
禅通寺のどうのこうのと書いてあったので、お寺さんの分家かな?登山口の住民が交代で毎年法要を営んでいるようです。適当ですみません。

?? 社の右手に金山岳・十石山縦走路
社を正面にして、右手にこの道標があります。ここから平湯温泉に下るだけでは物足りない輩は、頑張って行きましょう。 金山岳までは30分位かな?今回は下刈りがされてなく、藪がうるさかったですが、登山道をよく観察すれば迷うことはないでしょう。
 数年前につけた赤布が健在でした(本来は下山時に回収しましょう)

?? 社の左手に平湯温泉下山路
ここから少しだけ藪がうるさいですが、登山道・赤布はしっかりありますので、迷うことはありません。

?? 金山岳(2532m)山頂
遠くに十石山と十石避難小屋が見えます。少しだけ切れた感じの稜線ですが、無雪期なら問題なく縦走できると思います。(歩いてないので曖昧表現)
山頂付近は巨岩の積み重ねのため、岩同士の隙間があります。その深さは1mに達する物もありますので、登山装備を落とさないようご注意を!

?? 水場
ここより55mと書いてあったので行ってみましたが、本日は枯沢で水は取れませんでした。パンフに、『秋は水が枯れます』等の注意書きが必要ですね。

?? 白猿ヶ池分岐

?? 白猿ヶ池分岐
こんな景勝地があったんですね。感激でした(^.^)
水は汚いですが、風情があって良い感じでした。池に写った木立がよろしいかと・・・

?? 平湯温泉スキー場トップ
舐めて掛かった登山道でしたが、結構手強かったです。仲間と歩く時はもっとゆっくりと歩きたいと思いました。




(1) 穂高よさらば 又来る日まで
奥穂に映ゆる あかね雲
返り見すれば 遠ざかる
まぶたに残る ジャンダルム
(2) 滝谷さらば 又来る日まで
北穂へ続く 雪の道
返り見すれば 遠ざかる
まぶたに残る 槍ヶ岳
(3) 涸沢さらば 又来る日まで
横尾へ続く 雪の道
返り見すれば 遠ざかる
まぶたに残る 屏風岩
(4) 岳沢さらば 又来る日まで
前穂を後に 河童橋
返り見すれば 遠ざかる
まぶたに残る 畳岩
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