岐阜県 天蓋山(1527m)




日 時:2004/2/21
メンバー:川上、尾内、橋本、水口(飛騨市バックカントリースキークラブ)、山男
天気:晴れ


何時もの伊西トンネル北側からのコースですが、今回はトンネルの右側から稜線に出 ました。 左側の谷筋より気持の良いコースかと思います。 多少クラスト気味の雪面でしたが、登るには何ら問題のないものでしたので、快調に 頂上を 目指しました。
トンネル上部から、ほぼ真東に向かって稜線上を進みますと、トップの1355mに着き ます。 例年ですと、この稜線はセッピの張り出しが有って注意が必要ですが、今年は危険な 状態ではありませんでした。雪の量も例年より少なめです。
1355mで小休止の後、少し東南方向へ振って杉林との境を谷へ滑り込みます。 ここは、私はシールを外しましたが外さない人もあり、結果は外さないほうが楽だと 思います。
谷向いは、近年に伐採された広大な斜面です。 斜面の左端をジクザクで、1324m付近まで登ったところで昼食としました。 今回のコースは、トンネルからの稜線と、昼食場所から少し登ったところの、上宝村 堺の 稜線から山頂までの間の眺望は最高です。
まだ行かれたことの無い方は、是非ご自分の目で確かめて下さい。 さて、帰りのコースですが、頂上から昼食地点、そして伐採された広大な斜面の尾根 筋を、 林道まで自由にコースを取りながら降りてきます。 但し今回の雪質は、多少クラストも有る悪雪で、私にはテレマークターンを楽しめる 状態では ありませんでした。
また、帰路の予定の真之谷コースは、谷の水量が多くて通過出来ませんでしたので、 林道伝いにトンネルまで出ました。 この林道コースも、雪崩や落石の危険がある為お勧め出来ません。 標準的には往路を使う方法が取られていますが、小さなアップダウンがあるため、 今ひとつの感があります。
よって、天蓋山から南西方向の1293mピークへ登り、奥麻生野と和佐保の境の稜線を 和佐保側へ降りるコースが考えられます。(尾内)


伊西トンネル北側出口P(1130m)8:00→1287mピーク9:00,9:10→1365mピーク10:00,10:20→昼食(1350m)11:10,11:50→
山頂12:25,12:40→休憩12:50,13:00(1380m)→伊西トンネル14:20





?? 伊西トンネル出口の取り付き
さて、行きますか。皆さんはテレマークスキー、私は山スキーです。

?? 稜線目指して登行
春の日差しを浴びながら、沢を登行します。このあたりも、滑降に良さそうな斜面です。

?? 1365mピーク
アップダウンも少なく、概ね快適な稜線散歩です。

?? 無林立の斜面
1365mピークから、一旦杉林めざし下ります。このあたりは近年伐採されたようで、快適斜面です。

?? 帰りが楽しみな斜面が続く


?? 野兎の足跡とテレマーカー


?? 登路をバックに


?? 雪のテーブル
奥に見える、白いピークが天蓋山です。

?? 落し物のため、1ピッチ戻る
1365mからの下りで、ゴーグルを落とされ1ピッチ戻られました。お疲れ様です。

?? 山頂を目指して
山頂での記念画像を撮ったのですが、どうも記憶メディアが不調でして、消えてしまったようです。残念!







(1) 穂高よさらば 又来る日まで
奥穂に映ゆる あかね雲
返り見すれば 遠ざかる
まぶたに残る ジャンダルム
(2) 滝谷さらば 又来る日まで
北穂へ続く 雪の道
返り見すれば 遠ざかる
まぶたに残る 槍ヶ岳
(3) 涸沢さらば 又来る日まで
横尾へ続く 雪の道
返り見すれば 遠ざかる
まぶたに残る 屏風岩
(4) 岳沢さらば 又来る日まで
前穂を後に 河童橋
返り見すれば 遠ざかる
まぶたに残る 畳岩
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